東京, 5月17日, /AJMEDIA/
NIPPON EXPRESSホールディングス（ＮＸＨＤ）は11日、中国各地から欧州向けにカスピ海を経由する新たな複合輸送サービスを始めたと発表した。週１便を運行する。ロシアを経由せずに欧州に輸送できるようにした。企業の「事業継続計画（ＢＣＰ）」に対応する。
中国のグループ会社、ＮＸ国際物流（中国）が４月１日から新サービスを始めた。中国各地からカザフスタン西部アクタウまでを鉄道で輸送し、アクタウからアゼルバイジャンの首都バクーまでカスピ海を海上輸送する。バクーからトルコ・イスタンブールまで鉄道で輸送後、欧州側の鉄道やトラックに積み替えて各地へ輸送する。
陝西省西安からドイツ西部デュイスブルクまで輸送する場合、リードタイムは約50～55日という。
ＮＸＨＤは新ルートについて、欧州向けの海上輸送や中国と欧州を往来する国際貨物列車「中欧班列」に加え、新たなＢＣＰ用輸送として利用できると説明した。
