10年国債、利率0.5% 8年ぶり水準へ引き上げ―財務省

東京, 1月5日, /AJMEDIA/

 財務省は5日、1月発行分の10年物国債の入札を行い、毎年支払う利子を示す表面利率を年0.5%に設定した。前月発行分の0.2%から大幅な引き上げで、2014年12月以来約8年ぶりの高い利率。日銀の大規模金融緩和策の修正を受けた市場での長期金利上昇を反映した。利払い費の増加で財政への負担が増すことになる。
 財務省によると、この結果最高落札利回りは0.5%となり、日銀が長期金利変動幅の上限とした水準に達した。
 日銀は昨年12月20日の金融政策決定会合で、長期金利の変動幅の上限引き上げを決めた。市場では「事実上の利上げ」との見方が広がり、0.2%台だった長期金利は翌21日に一時0.480%まで急上昇、年明けも0.4%台で推移していた。

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