震災被災犬の映画が完成 福島県

東京, 5月30日, /AJMEDIA/

 東日本大震災で被災地に取り残された被災犬を題材にしたアニメ映画「とんがり頭のごん太―2つの名前を生きた福島被災犬の物語―」が完成した。メインキャストの声を務めた俳優の斉藤暁さんと西沢昭男監督が27日、福島県庁を訪問し完成を報告した。
 同県出身の斉藤さんは「震災当時は何もできなかったという気持ちもあったが、この作品で少し貢献できた。世界の方にも見てもらって、福島のことをみんなで考えていきたい」と語った。
 映画はノンフィクション小説が原作で、同県浪江町が舞台。東京電力福島第1原発事故で避難を余儀なくされた一家と飼い犬「ごん太」の絆を描く。県担当者も「震災後に生まれた子どもたちも増えた。震災の記憶を後世に伝える作品になる」と期待を込める。

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