第五福竜丸の記述なくなる 平和学習教材の改訂―広島市教委

東京, 3月3日, /AJMEDIA/

広島市教育委員会が平和学習のために作成している中学生向けの独自教材「ひろしま平和ノート」から、米国の水爆実験で被ばくしたマグロ漁船「第五福竜丸」の記述がなくなることが2日、分かった。市教委は「教員の指導資料には第五福竜丸に関する記述が残る。来年度以降も核兵器を巡る世界の現状を学ぶ授業で取り上げるのは変わらない」と説明している。
市教委によると、有識者らによる会議で「第五福竜丸が被ばくしたという記述にとどまる」「資料を最新のものにする必要がある」などの指摘が出た。新たな教材では核軍縮への動きが具体的に分かるよう、各国の核弾頭保有数や世界の主な核実験場を示した地図などに変更するという。

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