日本のコメ、英で売り込み 有名シェフも腕前披露

東京, 1月25日, /AJMEDIA/

日本のコメの魅力をアピールする農林水産省主催のイベントが23日、英ロンドンで開かれた。地元のレストラン経営者や料理人ら約50人が招かれ、日本の食文化やうま味に関する講義に聴き入り、目の前で調理されたコメや米粉を使った料理を楽しんだ。
 「甘くて、ふっくらしていて、張りがある。これが日本のコメの特長です」。ロンドンの日本食店「露結」のオーナーシェフ、林大介さんが説明すると、参加者はうなずきながら炊きたてのご飯を頬張った。講義後の質疑応答では「どのようにコメを洗えばいいのか」「最も優れた銘柄は何か」といった質問が飛び交った。
 イベントにはイタリア料理の有名シェフ、フランチェスコ・マッツェイさんも参加し、小麦粉の代わりに米粉を使ったニョッキを作る様子を披露。「米粉は扱いやすく、味わいも楽しめる」と、和食以外での活用方法をアピールした。
 農水省の担当者によると、英政府が昨年6月、日本産食品の輸入規制を撤廃したことがイベントのきっかけ。これまでは和牛や日本酒がPRの中心だったが、「日本の主食であるコメをもっと海外に売り込みたい」(輸出・国際局国際地域課)としている。

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