岸田首相、甘利氏進退判断へ 午後に自公党首会談【21衆院選】

東京, 11月01日, /AJMEDIA/

岸田文雄首相(自民党総裁)は衆院選から一夜明けた1日午前、党本部に入った。神奈川13区での敗北を受けて辞意を示した甘利明幹事長の進退について判断する。午後には、公明党の山口那津男代表と会談し、連立政権の継続を確認。この後、党総裁として記者会見に臨む。

 党関係者によると、現職幹事長が小選挙区で落選した前例は確認できない。党内では辞任は避けられないとの見方も出ているが、主要派閥の麻生派に所属する甘利氏の交代は政権基盤が揺らぐ可能性がある。首相は1日午前、党本部で記者団に「よく話をする。最後は私が決める」と語った。

 首相は臨時役員会に出席。同党幹部によると、司会を務めた甘利氏の進退は話題にならなかった。

 政府・与党は、特別国会を10日に召集する方向で検討している。衆参両院本会議で行われる首相指名選挙で、岸田氏が第101代首相に指名され、第2次岸田内閣が発足する運びだ。首相は党役員と閣僚について、基本的に続投させる考えを示している。

 遠藤利明選対委員長は1日朝のフジテレビ番組で、大方の予想を上回り自民単独で絶対安定多数の261議席を確保したことに関し「単独過半数(233)も難しいと思っていた。本当にうれしい」と強調。甘利氏の進退については「岸田総裁の判断だ」と語った。

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