富士山 山梨県側から登山 1人2000円の通行料支払い義務化へ

東京, 03月05日 /AJMEDIA/

富士山の登山者のうち山梨県側から登る人に対し1人2000円の通行料の支払いを義務化する条例が4日、山梨県議会で可決・成立しました。環境保全や事故防止などがねらいで、条例はことし7月1日から施行されます。

富士山の登山者数は去年の夏山シーズン、コロナ禍前とほぼ同じ水準に回復する一方、夜通しで一気に山頂を目指す「弾丸登山」や登山者のマナー違反が問題となっています。

山梨県は、事故の懸念などから登山者の適正な管理が必要だとして山梨県側の吉田口登山道からの通行料の新設や登山者数の制限などを盛り込んだ条例案を提出し4日の県議会で全会一致で可決・成立しました。

条例では5合目にゲートを新設したうえで
▽新たに1人当たり2000円の通行料を義務づけ支払いを求めるほか
▽ゲートを通過できる1日当たりの登山者数に上限を設けることとされています。

また
▽登山道やその周辺で安全管理を行う誘導員らに登山者のマナー違反を指導できる権限を与えることも盛り込まれています。

山梨県側からの登山には、すでに任意の協力金として1000円を求めていて、条例の施行で最大3000円が必要になります。

この条例は、ことし7月1日の山開きに合わせて施行されます。

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