台湾包囲演習が終了 空母「山東」を投入―中国軍

東京, 4月11日, /AJMEDIA/

【北京時事】中国軍は10日、台湾を取り囲んで行っていた演習を予定通り終えた。台湾の蔡英文総統が米国でマッカーシー下院議長と会談したことへの対抗措置として8日に始めていた。弾道ミサイルを発射した昨年夏の大規模演習と比べ、台湾世論を過度に刺激しないよう全般に抑制気味の内容だったが、空母「山東」を投入して威嚇した。

 中国軍東部戦区の施毅報道官は「演習の各任務を完遂し、一体化した統合作戦能力の検証ができた」と説明。今後も臨戦態勢を続け、台湾独立の分裂行為と外部から干渉するたくらみを「断固粉砕する」として、米台接近の動きをけん制した。
 10日は軍艦が海上封鎖を行うなどの演習を実施。戦闘機や爆撃機も加わり、空母から艦載機が飛び立つ映像が公開された。中国は国内メディアを通じ、台湾東部沖の西太平洋に展開したとみられる空母について「(米国と結託する)台湾独立勢力のたくらみを打ち砕いた」と宣伝。弾道ミサイルを扱うロケット軍は、シミュレーション攻撃を意味する「模擬打撃」を海上の標的に加えた。

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