東京, 6月18日, /AJMEDIA/
エンジンなど車の開発で培った技術のロケットへの活用を目指しているホンダは北海道の発射場で小型ロケットの離着陸の実験を行いました。
ホンダは17日、北海道大樹町の発射場で、全長6メートルあまりの小型ロケットの初めての離着陸の実験を行ったと発表しました。
小型ロケットは地上から垂直方向におよそ300メートルの高さまで打ち上がり、およそ1分間飛行した後、その姿勢を保ったまま地上に着陸することに成功したということです。
ロケットは繰り返し使用することを想定していて、エンジン開発で培った燃焼技術や車を制御する技術を活用して、ロケットの姿勢を安定させたとしています。
通信や地球観測に使う人工衛星を搭載するロケットは、今後、需要の拡大が見込まれています。
会社は6年前からロケットの研究開発を進めていて、今後将来的な実用化の可能性も探るとしています。
自動車メーカーの宇宙領域の研究開発をめぐっては、トヨタ自動車がJAXA=宇宙航空研究開発機構と有人月面探査機の開発を進めています。