トルコ大地震、死者3.3万人 161時間ぶり救出も、治安に懸念

東京, 2月13日, /AJMEDIA/

トルコ当局は12日、南部で起きた大地震の死者が2万9600人超になったと発表した。隣国シリアと合わせた死者数は3万3000人以上。犠牲者はさらに増える可能性が高い。
 被災地では現在も行方不明者の捜索が続いている。地元メディアによると、南部ハタイ県で12日夜、50歳の女性が161時間ぶりにがれきの中から救出されるなど、地震発生から6日が経過する中で生存者の発見が相次いだ。
 トルコでは、ハタイ県などで略奪が発生し、治安悪化への懸念が高まっている。オーストリアとドイツの救助隊は、安全上の問題を理由にハタイ県での活動を一時停止。AFP通信によると、ハタイ県で活動するドイツのNGOは「銃声も聞こえる」と明かした。
 アナトリア通信によれば、トルコ当局は地震後に略奪行為を働いた罪などで、12日までに計57人を逮捕した。集団が支援物資を積んだトラックの行く手を阻み、物資を奪おうとしたこともあったという。

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