カンヌ映画祭コンペ部門に是枝監督の最新作「怪物」ノミネート

東京, 4月14日, /AJMEDIA/

来月、フランスで開幕する世界3大映画祭の1つ、カンヌ映画祭で、最優秀賞を競うコンペティション部門に是枝裕和監督の最新作「怪物」がノミネートされました。

ことしで76回目を迎えるカンヌ映画祭は、ベネチア、ベルリンと並ぶ世界3大映画祭の1つで13日、主な部門のノミネート作品が発表されました。

このうち、最優秀賞のパルムドールを競うコンペティション部門には、是枝裕和監督の最新作「怪物」がノミネートされました。

2人の小学生をめぐって起きたある事件を子どもや親、教師などさまざまな視点から描くことで「怪物」とは何かを問いかける作品で、日本ではことし6月に公開されます。

音楽は先月、亡くなった坂本龍一さんが手がけていて、映画音楽としては、坂本さんの最後の作品になるということです。

是枝監督は、カンヌ映画祭では2018年に「万引き家族」でパルムドールを受賞していて、コンペティション部門にノミネートされるのは去年の「ベイビー・ブローカー」に続いて2年連続、7回目となります。

今回のノミネートについて、是枝監督は「映画はスタッフとキャストの一期一会の短い出会いと別れの間に生命を授かります。その産声を初めて観客の皆さんに聴いていただく場所としてカンヌ映画祭は、やはり、最高の舞台だと思っています」とコメントしています。

また、同じコンペティション部門には、ドイツのヴィム・ヴェンダース監督の作品で俳優の役所広司さんが主演を務める「Perfect Days」もノミネートされています。

このほか、コンペティションとは別に「カンヌ・プレミア」部門として北野武監督の新作映画「首」が出品されました。

カンヌ映画祭は、現地時間で来月16日から27日まで開かれます。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts