「ラ・マンチャの男」松本白鸚さん 通算1324回目の舞台に拍手

東京, 4月25日, /AJMEDIA/

歌舞伎俳優の松本白鸚さんが半世紀以上にわたって主役を演じてきたミュージカル「ラ・マンチャの男」の最後の公演が24日最終日を迎え、通算1324回目の舞台に客席から大きな拍手がおくられました。

「ラ・マンチャの男」は、スペインの小説「ドン・キホーテ」をもとにしたミュージカルで、日本では、松本白鸚さんが1969年から54年間にわたって主役を演じてきました。

白鸚さんは、去年(2022年)2月に最後の公演を行う予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で途中で中止となり、今月(4月)14日から改めて最終公演が行われていました。

最終日の24日は、80歳の白鸚さんが演じる最後の「ラ・マンチャ」を見届けようと神奈川県 横須賀市の劇場にはおよそ1300人の観客が訪れました。

そして通算1324回目となるおよそ2時間半の舞台を演じきると、客席からはスタンディングオベーションで「ありがとう」や「ブラボー」の声援が飛びました。

カーテンコールに登場した白鸚さんは、共演した娘の松たか子さんから花束を受け取ると、客席に向かい「初演から54年、足を運んでくださるお客様のおかげできょうまでやれました。これからも命ある限り芝居を続けてまいります」とあいさつしました。

そして観客や共演者たちと劇中の曲、「見果てぬ夢」を歌って最後の公演が終わりました。

横須賀市の60代の女性は、「劇の内容と白鸚さんの人生がリンクして胸が熱くなりました。勇気と元気をもらった気がします」と話していました。

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