引退「ドクターイエロー」展示の博物館で記念イベント 名古屋

東京, 6月7日, /AJMEDIA/

ことし1月に引退した、JR東海が保有する新幹線の検査専用車両「ドクターイエロー」。名古屋市の博物館では7日、車両を展示する記念イベントが行われました。

「ドクターイエロー」は、東海道・山陽新幹線で走行しながら線路や設備を検査する専用車両で、鉄道ファンなどからは「見かけると幸せが訪れる」とされ、人気を集めていました。

このうちJR東海が所有する車両はことし1月に老朽化などを理由に引退し、その後は工場で塗装を手作業で塗り直すなど、展示に向けた整備が行われてきました。

そして、名古屋市にある「リニア・鉄道館」で今月14日から一般公開されることになり、7日は記念イベントが行われました。

この中で、岡部仁館長が「T4と新しい思い出を作っていきたいと思います」とあいさつしました。

会場には全国から抽選で選ばれた38人の鉄道ファンが集まり、車両に両手を添え、およそ10メートル先の展示場所に移動させました。

そして、博物館に展示されている別の新幹線の車両に移動し、座席でお弁当を食べながらドクターイエローを眺めていました。

神奈川県から参加した50代のファンは「みなさんに愛される立場で第2の役割を果たすと幸せだと思う」と話していました。

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