東京, 6月5日, /AJMEDIA/
任天堂は5日、新型家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ2」を発売した。2017年の初代スイッチ発売以来、約8年ぶりに投入された後継機の人気は高く、公式通販サイトや大手家電量販店の予約抽選には応募が殺到した。フリーマーケットサイトでは、発売直後から希望小売価格の4万9980円を数万円程度上回る6万~10万円前後での出品が相次ぎ、取引が成立したケースも。転売目的の購入が一定数あったとみられる。
大手家電量販店も抽選で販売。「ビックカメラ池袋本店」(東京都豊島区)では、午前10時すぎの引き渡しを待って約100人が専用レジ前に列をつくった。体験コーナーも設置され、早速専用ソフトを楽しむ客が集まった。
スイッチ2は、初代よりも大きい7.9インチの液晶画面を備え、内蔵マイクで他のプレーヤーとオンラインで通話できる「ゲームチャット」などの新機能を搭載した。初代スイッチ用ソフトの大半が利用でき、人気シリーズの最新作「マリオカート ワールド」など専用ソフトも同時発売した。
任天堂は、初年度に1500万台の販売を目指す。公式通販サイトで4月に受け付けた初回の予約抽選には、日本だけで想定を大きく上回る約220万人が申し込んだ。初代スイッチで高額転売が相次いだことなどから、抽選参加条件を厳しくしたほか、メルカリなどのフリマサイト運営大手と、手元にない商品を出品するなどの不正防止で協力。LINEヤフーは発売後も当面、出品を禁止する。