RIZINライト級優勝のムサエフがベラトール移籍を発表

東京, 1月12日, /AJMEDIA/

 RIZINで2019年ライト級トーナメントを制したトフィック・ムサエフ(32=アゼルバイジャン)が、UFCに次ぐ世界第2位のMMA団体『Bellator(ベラトール)』への移籍を本日11日、ムサエフが自身のSNSで発表した。

 ムサエフはツイッターで「日本のファンの皆さん、いつも親切に私の事を応援してくださりありがとうございます。今、私はBELLATORリーグのファイターですが、近い将来、日本で試合できるようになることを願っています。 また近いうちにお会いしましょう!」と投稿した。
 この数時間前には、有名MMA記者アリエル・ヘルワニがベラトールとの契約をリークしている。

 ムサエフは散打の世界チャンピオンにも輝いた殺傷能力の高いパンチを武器に、2015年から14連勝を突き進んだ。
 RIZINでは2連勝の後、19年のライト級トーナメントに参戦。決勝で現ベラトールライト級王者のパトリッキー・“ピットブル”・フレイレを下し優勝を飾った。

 その後はコロナ禍と共に、20年9月に始まったアゼルバイジャンとアルメニアとの紛争『ナゴルノ・カラバフ戦争』での徴兵で約1年半リングから離れる。
 そして昨年6月、ホベルト・サトシ・ソウザとのRIZINライト級王座決定戦に臨むも一本負け、王座獲得を逃していた。

 敗戦後にムサエフは「自分が真のチャンピオンだということを証明するために、また戻ってきます。そして皆さんに勝利を届けたいと思います」と意気込んでいたが、今回ベラトールへの参戦が決定した。

 ベラトールではRIZIN時と同じくライト級への参戦が予想される。王者は、かつてライト級トーナメント決勝で激闘したパトリッキーが君臨する。
 また現RIZIN王者サトシも大晦日の試合後に「ベラトールへ行き戦いたい」と発言している。ベラトールでパトリッキーやサトシとの再戦はあるのか。

 ベラトール参戦の原因については明らかになっていないが、海外在住の選手は日本でなかなか試合ができなと言うのも原因であろう。大晦日大会でも日本の新型コロナウイルス水際対策で来日出来ず、今後の日本への入国も不透明となっている。

 なお政府は本日、水際対策について「2月末まで、現在の対策の骨格を維持する」と発表、外国人は継続して入国出来ない。仮に3月1日から解禁したとしても、日本政府がビザ(入国査証)の発行に通常1週間程度だったところ、コロナ禍は1ヶ月程度かかっており、さらに2週間の隔離を考えると、海外選手が日本のリングに立てるのは、特別な措置がない限り4月中旬が妥当となるだろう。1日も早いコロナの収束が望まれる。

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