東京, 02月14 /AJMEDIA/
ニューヨーク外国為替市場では、円安が加速し、円相場はおよそ3か月ぶりに一時、1ドル=150円台まで値下がりしました。アメリカの消費者物価指数の伸びが市場予想を上回ったことを受けて金融引き締めが続くとの観測が主な要因です。
13日のニューヨーク外国為替市場ではアメリカの先月の消費者物価指数が発表されたのをきっかけに一気に円安が加速しました。
物価の伸びが市場予想を上回ったことを受けてFRB=連邦準備制度理事会による利下げの時期は後ろにずれて金融引き締めが続くとの見方が広がり、日米の金利差が意識されたことで円を売ってドルを買う動きが強まりました。
円相場は一時、1ドル=150円台の半ばまで値下がりしました。
150円台をつけるのは去年11月以来、およそ3か月ぶりです。
去年の年末は1ドル=141円前後での取り引きで、年明けから1か月半でおよそ9円、円安が進んだことになります。
市場関係者は「日銀が緩和的な金融環境を維持するとの見方が背景となり、投資家のあいだで円を売りやすい状況となっていた」と話しています。