東京, 12月20日, /AJMEDIA/
NTT西日本の子会社でコールセンターシステムの運用保守を担当していた元派遣社員が個人情報を不正に流出させた問題で、会社が調査を進めるなどした結果、流出した個人情報は当初のおよそ900万件からさらに増えて928万件になったことを明らかにしました。
NTT西日本の子会社、「NTTビジネスソリューションズ」は、ことし10月、コールセンターシステムの運用保守を担当していた元派遣社員が委託元の自治体や企業などが保有する個人情報を不正に流出させていたことを明らかにしました。
会社は、当初、持ち出された個人情報の件数をおよそ900万件としていましたが、警察への捜査協力や社内調査を進めた結果、さらに増えておよそ928万件になったことを明らかにしました。
これに伴って、委託元が分かっていない個人情報は一時、138万件に増えましたが、このうち21万件については委託元を特定することができたとしています。
この結果、情報の流出が確認された自治体や企業などは、これまでの59から69に増えたということです。
ただ、依然としておよそ117万件の個人情報の委託元が分かっていないことから、会社は特定作業を進める方針です。
この問題をめぐっては、岡山県警が不正競争防止法違反の疑いで捜査を進めています。