JAXA 爆発破損した種子島宇宙センターの設備 秋ごろ復旧見通し

東京, 2月22日, /AJMEDIA/

日本の新たな主力ロケット「イプシロンS」の試験中の爆発で破損した種子島宇宙センターの設備について、JAXA=宇宙航空研究開発機構が、ことしの秋ごろに復旧させる見通しとなったことが、関係者への取材でわかりました。

JAXAが開発中の小型ロケット「イプシロンS」をめぐっては、2023年に秋田県での燃焼試験で爆発が起きたあと、2024年11月の種子島宇宙センターでの再試験でも爆発が発生しました。

JAXAは、今年度中に行う計画だった打ち上げの延期を決め、調査チームを設置して原因究明を進めるとともに、爆発で破損したそれぞれの試験設備の復旧に取り組んでいます。

このうち、種子島宇宙センターの試験設備について、JAXAがことしの秋ごろに復旧させる見通しとなったことが、関係者への取材でわかりました。

JAXAは、原因の究明と対策を終えしだい、改めて燃焼試験を行ったうえでイプシロンSの打ち上げを目指すことにしていて、早期の打ち上げの実現に向け、設備の復旧時期が焦点の一つとなっていました。

一方で、原因の究明については、爆発後に回収された部品の調査などが進められていますが、原因は特定されておらず、対策を決めるまでに時間を要する可能性があると見られています。

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