東京, 7月06日 /AJMEDIA/
JAXA=宇宙航空研究開発機構が去年からことしにかけて複数回サイバー攻撃を受けていた問題で、JAXAは共同で業務を行っていた外部機関との情報などが漏えいしていたと5日明らかにしました。JAXAは「深くお詫び申し上げます。再発防止に向けて取り組んでまいります」としています。
これは5日JAXAが明らかにしたもので、去年からことしにかけて複数回のサイバー攻撃を受け、調査の結果、共同で業務を行っていた外部機関との情報や関連するJAXAの職員などの個人情報の漏えいを確認したとしています。
攻撃方法については、何者かが「VPN」と呼ばれる仮想の専用ネットワーク回線を悪用してサーバーなどに侵入し、得られたアカウント情報をもとに不正なアクセスが行われた可能性が高いとしています。
漏えいした情報についてJAXAは「詳細は差し控える」としたうえで「侵害を受けた情報システムやネットワークでは、ロケットや衛星の運用などの機微な情報は扱われていない」としています。
JAXAは「関係する皆様には多大なるご迷惑をおかけしたこと、深くお詫び申し上げます。信頼関係を損ないかねない事案として重く受け止めており、再発防止に向けて取り組んでまいります」とコメントしています。