東京, 2月17日, /AJMEDIA/
東京電力が進めている、福島第一原子力発電所にたまるトリチウムなどを含む処理水を、基準以下の濃度に薄めて海に放出する計画について、安全性を検証するために日本を訪れているIAEA=国際原子力機関の調査団が、15日現地での調査を実施しました。
福島第一原発を訪れたのは、中国や韓国など周辺国を含めた各国の専門家15人で作るIAEAの調査団で、15日実施した現地調査が16日動画で公開されました。
調査団のメンバーは、タンクが立ち並ぶエリアで東京電力の担当者から説明を受けながら、処理水の放射性物質を検査する様子を視察したほか、処理水を海に流す際に使う設備の建設現場などを訪れたということです。
調査団は16日福島県内で東京電力などと意見を交わした後、17日東京に戻って関係省庁と意見交換する予定で、18日記者会見することにしています。
その上で、年内に中間報告をまとめたいとしています。