東京, 10月13日, /AJMEDIA/
G20=主要20か国の財務相・中央銀行総裁会議が北アフリカのモロッコで日本時間の13日開幕します。ウクライナへの軍事侵攻の長期化や各国で続くインフレに加え、イスラエルとイスラム組織ハマスの衝突で世界経済の先行きに対する不透明感が高まる中、こうした問題への対応で各国が一致した姿勢を示せるかが焦点となります。
G20の会議は、日本時間の13日午前2時半からモロッコのマラケシュで始まり、日本から鈴木財務大臣と日銀の植田総裁が出席します。
世界経済をめぐっては、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻の長期化や各国で続くインフレがもたらす影響に加え、イスラエルとイスラム組織ハマスの大規模な衝突をきっかけに原油価格が一段と上昇するのではないかという懸念も強まっています。
2日間の会議では
▽こうした世界経済を取り巻くリスクへの対応や
▽途上国や新興国で深刻化する債務問題などについて議論が行われる見通しです。
G20の財務相・中央銀行総裁会議では、ウクライナ情勢をめぐる意見の対立で、6回続けて共同声明を発表できておらず、各国がどこまで一致した姿勢を示せるかが焦点となります。
またG20に先立って、日本時間の12日夜、日本が議長国を務めるG7=主要7か国の会議も開かれます。
▽アメリカ議会の混乱でウクライナ支援への影響も懸念される中、G7としてウクライナへの揺るぎない支援を継続する姿勢を確認するほか
▽軍事侵攻からの復興に向けて金融制裁によるロシアの凍結資産をどう扱うかについても議論することにしています。