東京, 04月22日 /AJMEDIA/
野原グループは4月22日、同社グループのBIMobject Japanが、BIMコンテンツプラットフォーム「BIMobject」において、プラスの家具製品10シリーズのBIMデータ約100点を掲載し、国内外に公開したと発表した。
BIMobjectは、建設資材や設備など、メーカー製品の3Dデジタルコンテンツおよび情報を掲載するプラットフォーム。メーカーにとっては、自社製品をグローバルに発信する場となり、設計者にとっては、メーカー監修のオブジェクトデータを無料で入手できる場となっている。
日本国内では、野原グループとBIMコンテンツプラットフォーム「BIMobject」を展開する BIMobjectABが 2017年12月27日にBIMobject Japanを設立し、国内向けにサービスを運営している。
今回、国内の家具メーカーであるプラスが、「BIMでの設計採用機会の創出」を目的に、約100点のBIMデータをBIMobjectに掲載。BIMobjectに登録する設計士は、無料でプラス製品のBIMデータをダウンロードし、設計業務に活用することができる。
主な掲載製品は、ヴィチェンダシリーズ「MOKURAL(モクラル)」のテーブルやシェルフをはじめ、オフィス用の木製オフィス家具「MARU」のワークラウンジ、システムファニチャー、スタンダードデスク、チェアなど。BIMデータの制作は、野原グループが担当した。
家具データを掲載したプラスは、BIMの普及にともなう設計およびデザイン業務に対応すべく、空間イメージや製品情報を提供し、オフィスづくりの見える化、効率化、スピードアップをサポートするため、自社製品約100点を掲載したとしている。
なお、国土交通省によると、BIM(Building Information Modelling)は、コンピュータ上に作成した3次元の形状情報に加え、室等の名称・面積、材料・部材の仕様・性能、仕上げ等、建築物の属性情報を併せ持つ建物情報モデルを構築すること。