東京, 6月2日, /AJMEDIA/
電子書籍リーダー「Kindle」の「Android」版アプリの中で、書籍のレンタルや購入、「Kindle Unlimited」のサブスクリプション料金の支払いができなくなる。今後は、まずウェブブラウザー上でコンテンツを購入し、その後でアプリのデジタルライブラリーから書籍にアクセスするという手順が必要になる。
Amazonは、米CNETの取材にメールで回答し、ユーザーらにこの件を通知していることを認めた。今回の変更は「『Google Play』ストアのアップデートされたポリシーを順守するために」必要だとしている。
Googleは2020年、支払いに関するポリシーを明確化し、アプリ内の機能やサービスの販売について、Google Playの課金システムの使用を必須とした。
ポリシー順守の期限は2022年6月1日となっており、Googleはその時点で、順守していないアプリをGoogle Playストアから削除するとしている。AmazonはすでにAndroid向けKindleアプリのバージョン8.58でこの変更を実施し、アプリ内での課金やレンタルが利用できない旨の通知をアプリに表示させている。
一方、Appleは2011年、電子書籍メーカーに対し、「iOS」版アプリから購入のための外部リンクを削するよう求めた。したがって、「iPhone」のユーザーはこうした措置にもう慣れているといえそうだ。
