東京, 2月13日, /AJMEDIA/
子どもたち自身が最も好きな本を選ぶ「“こどもの本”総選挙」の投票結果が発表され、幸運な人だけがたどりつける不思議な駄菓子屋を舞台にした児童小説「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」が1位に選ばれました。
「“こどもの本”総選挙」には16万8000票余りが集まって都内の会場で投票結果が発表され、テレビや映画でアニメ化もされた廣嶋玲子さんの「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」が1位に選ばれました。
作品の舞台は、幸運な人だけがたどりつける不思議な駄菓子屋で、店主が勧めるお菓子を食べると望みがかなう一方で思わぬ出来事も起きるというスリルのある展開が魅力です。
賞状を受け取った廣嶋さんは「子どもたちが選んでくれるとてもすばらしい賞で、1票だけでもうれしいのに、1位になることができて本当にうれしい。本を書いてきてよかった」と喜びを語りました。
2位にはさまざまな生き物の意外な生態を紹介する「ざんねんないきもの事典」、3位には絵本作家、ヨシタケシンスケさんの「あるかしら書店」が入りました。
アンバサダーを務めたお笑い芸人で作家の又吉直樹さんは、子どもたちに向けて「外で遊べずに寂しいと思いますが、今は本を読める時間なんだと捉え、いろいろと工夫して過ごしてほしい」と呼びかけていました。