東京, 2月11日, /AJMEDIA/
東西分裂の内戦状態に陥ったリビアの首都トリポリで10日、暫定統一政府のドベイバ首相らが乗った車に何者かが発砲した。ロイター通信などが伝えた。車の窓が破損したがドベイバ氏は無事だった。公式発表はなく、詳しい経緯は不明だが、同氏に近い関係者は「首相を狙った暗殺未遂だ」と非難した。
実業家出身のドベイバ氏は昨年3月、東西勢力の停戦合意に基づき発足した暫定統一政府の首相に就任。同12月下旬に予定された大統領選にも出馬した。選挙は延期され、東部トブルクを拠点に暫定統一政府と対立する代表議会は、ドベイバ氏の任期は既に切れたと主張し、退陣を求めていた。