長嶋茂雄さんと最後の別れ 告別式に王貞治さん、松井秀喜さんら参列

東京, 6月8日, /AJMEDIA/

 プロ野球巨人で選手、監督として活躍し、3日に89歳で死去した長嶋茂雄さんの告別式が8日、東京都内で密葬で執り行われ、親族や巨人OBの王貞治ソフトバンク球団会長、松井秀喜さんら96人が参列して「ミスター」との別れを惜しんだ。巨人が同日、発表した。

 式場には巨人を象徴するオレンジ色の花で彩られた祭壇が設けられ、長嶋さんが現役時代に使用したユニホームやバット、監督時代の写真を展示。長嶋さんと共に「ON」砲と呼ばれ、日本シリーズ9連覇に貢献した王さんが弔辞を読み、「グラウンドでは一挙手一投足が、日本中のファンの心を引きつけた。太陽のように光を放っていた。本当に特別な存在だった」と語った。

 松井さんにとっては、プロ入り後に熱心に指導してくれた恩師。「監督、きょうは素振りないですよね? その目を見ていると、『バット持ってこい。今からやるぞ』と言われそうでドキッとする。でも今はその声を聞きたい」と故人をしのんだ。

 喪主を務めた次女の三奈さんはあいさつで、「父はきっと天国でも日課としている散歩とトレーニングを続けると思う。晴れた日には時々空を見上げて、父のことを思い出していただければ」と述べた。

 長嶋さんのひつぎは7日午後、都内の自宅から巨人の本拠地である東京ドーム(文京区)周辺を経由して式場に運ばれ、同日の通夜には巨人の阿部慎之助監督や岡本和真内野手らが足を運んだ。

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