東京, 2月2日, /AJMEDIA/
林芳正外相は2日、ブリンケン米国務長官と電話会談し、弾道ミサイル発射を繰り返す北朝鮮の動きに、緊密に連携して対処することで一致した。ロシアが軍事圧力を強めるウクライナ情勢への重大な懸念も共有し、同国の主権と領土の一体性を支持する方針を確認した。
電話会談は約35分間で、日本側が要請。両氏は、北朝鮮の核・ミサイル技術向上に深刻な懸念を示した。その上で、北朝鮮の完全な非核化に向け、日米両国や日米韓3カ国による連携の重要性を確認。日米同盟の抑止力、対処力の強化が不可欠との認識で一致した。
ウクライナ情勢をめぐり、日米両国は1月の首脳テレビ会談で「いかなる攻撃に対しても強い行動を取ることを調整する」と申し合わせている。林氏は電話会談後、この方針について「当然の前提だ」と記者団に強調。ただ、対ロシア経済制裁について議論したかは「外交上のやりとり」として明らかにしなかった。