ガザ北部空爆で70人超死亡 イスラエル首相、私邸攻撃で報復示唆

東京, 10月20日, /AJMEDIA/

パレスチナ当局によると、パレスチナ自治区ガザ北部ベイトラヒヤの住宅地が19日、イスラエル軍の空爆を受け、73人が死亡、数十人が負傷した。軍は20日未明、死者数が「誇張されている」とする声明を発表。一方、中東の衛星テレビ局アルジャジーラは、20日も救出作業が続けられ、死傷者が増える可能性があると伝えている。

 イスラエルは16日にイスラム組織ハマス最高指導者シンワル氏を殺害。その後もガザ各地でハマス掃討作戦を強化している。

 一方、イスラエルのネタニヤフ首相は19日、中部カイサリアにある私邸がドローン攻撃を受けた後の声明で、「私や妻を暗殺する試みは重大な過ちだ」と非難した。攻撃を仕掛けたとされるレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラやその後ろ盾のイランを名指しし、「(ドローン攻撃が)敵に対する正当な戦争を思いとどまらせることはない」として報復を示唆した。

 イスラエル軍は20日、レバノンの首都ベイルート南郊を立て続けに空爆。軍は、ヒズボラの情報部門の司令室と地下の武器製造施設を標的にしたと説明した。対してヒズボラは19日だけでイスラエルへ向けて約200発の飛翔(ひしょう)体を発射し、攻撃の応酬が激化している。

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