深夜の警報、沖縄県庁騒然 北朝鮮の軍事衛星打ち上げ

東京, 5月28日 /AJMEDIA/

 「北朝鮮の人工衛星が発射されました。すぐに身を守る行動を取ってください」。北朝鮮から軍事偵察衛星とみられるものが打ち上げられた27日夜、沖縄県庁では職員らが慌ただしく対応に追われた。県内各地には防災行政無線で避難が呼び掛けられた。

 県庁5階にある防災危機管理課では午後10時50分ごろ、全国瞬時警報システム(Jアラート)の端末が鳴り響き、騒然とした。職員らは県内の自治体に電話で情報収集に当たり、被害状況を確認。県によると、28日午前0時時点で被害は確認されていない。

 県内を走るモノレール「ゆいレール」はJアラート発令を受け、一時運行を見合わせた。那覇空港駅の職員によると、駅では客が車両に乗れず混乱も見られたという。

 那覇市の国際通り周辺はJアラートが鳴り響いた後も、普段と変わらず観光客らが行き交っていた。土産物店で働く70代女性は「(発射は)去年もあったので、あまり慌てることはなかった」と落ち着いた様子。関東地方から旅行で来た20代女性は「居酒屋でお酒を飲んでいたときにアラートが鳴った。驚いたが、周りが驚いていなかったのでそれほど怖さはなかった」と話した。

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