東京, 02月22日 /AJMEDIA/
21日の東京株式市場、日経平均株価は一時、200円以上値下がりし、3万8200円台で取り引きを終えました。
21日の東京市場ではアメリカの半導体大手、エヌビディアが日本時間の22日朝に決算を発表するのを前に当面の利益を確定しようとする動きが出て、半導体関連の銘柄などに売り注文が出ました。
日経平均株価は、先週末に一時、バブル期につけた取り引き時間中の史上最高値、3万8957円に迫る水準まで値上がりしたあと、今週は売り買いが交錯する展開となるなど3万8000円台で推移しています。
▽日経平均株価、21日の終値は20日の終値より101円45銭安い、3万8262円16銭。
▽東証株価指数=トピックスは5.00下がって、2627.30。
▽一日の出来高は15億3549万株でした。
日本時間の22日朝に発表されるエヌビディアの決算の動向は、このところの日経平均株価をけん引する日本の半導体関連の銘柄の値動きにもつながるとして市場の関心も高まっています。
また、同じく22日朝にはアメリカの中央銀行にあたるFRBが先月開いた金融政策を決める会合の議事要旨も公表されます。
堅調な企業業績などを背景に日本株への上昇期待は依然として強いとみる投資家も多いだけに、日経平均株価の史上最高値の更新につながるか引き続き注目されます。
半導体関連企業の株価
世界的な半導体需要の高まりを背景に、東京市場でも半導体関連企業の株価の上昇が目立っています。
このうち、半導体製造装置メーカーの東京エレクトロンの株価は、ことしに入っておよそ37%値上がりし、日経平均株価の上昇率の14%を大きく上回っています。
また、半導体の検査装置を製造するアドバンテストの株価はおよそ40%、半導体製造装置メーカーのSCREENホールディングスはおよそ54%値上がりしました。
このほか、イギリスの半導体開発会社Armを傘下に持つソフトバンクグループの株価はおよそ35%上昇しているほか、半導体材料のシリコンウエハーで高いシェアを持つ信越化学工業も株価の上昇基調が続いています。