東京, 01月12日, /AJMEDIA/
11日夜、東京・板橋区にある店舗と住宅が入る建物で火事があり、この建物に住む70代の夫婦とみられる2人が死亡したほか、4人がけがをしました。
警視庁と東京消防庁によりますと、11日午後7時半すぎ、板橋区高島平の建物から火が出ていると通報がありました。
消防車などおよそ30台が出て火はおよそ6時間後に消し止められましたが、店舗と住宅が入る2階建ての建物、およそ310平方メートルが焼けました。
この火事で、2階の住宅に住む70代の夫婦とみられる男女が病院に搬送されましたが死亡が確認されました。
また、50代の男女と、10代と20代の男性のあわせて4人がけがをしたということです。
警視庁によりますと、1階にあるレンタルバイク店の店長が「バイクに燃料を入れようとしたところ近くにあったストーブに引火した」と話しているということで、くわしい状況を調べています。
現場は、都営地下鉄三田線の高島平駅から南に1キロほどの住宅や飲食店が建ち並ぶ地域です。
火事があった建物の近くに住む女性は「ボンボンという爆発音が何回か聞こえてきました。炎が高く上がっていて、煙もかなり出ていました。近くで火事が起きてとても心配です」と話していました。
建物に住む人と親交があるという70代の女性は「地響きがするほど大きな爆発音が聞こえたので外に出ると、1階に置かれていたバイクが何台か燃えていて、2階から飛び降りて逃げた人が大きな声で助けを求めていました。けがをした人にはタオルを掛けて、『大丈夫』と声をかけながら救急車が来るのを待ちました。親しい家族なのでとても心配です」と話していました。