東京, 12月31日, /AJMEDIA/
大みそかの31日、名古屋市のNPOが総菜メーカーから寄せられたおせち料理の食材を生活が苦しい人たちの支援団体などに提供しました。
名古屋市のNPO「セカンドハーベスト名古屋」は、毎年、大みそかにおせち料理の食材を生活が苦しい人たちの支援団体などに提供しています。
2023年は地元の総菜メーカーから、店で売れ残った黒豆やしいたけ、それに昆布巻きなど合わせておよそ780キログラムが寄せられ、NPOの事務所では昼前からボランティア16人が仕分け作業を行っていました。
おせち料理は、愛知県内の合わせて13の支援団体などに提供されるということで、午後からは支援団体の担当者などが訪れ、おせち料理を受け取って次々と車に積み込んでいました。
名古屋市守山区で障害者のグループホームを運営する団体の担当者は「親がいない人も多いので、おいしい料理が食べられて毎年喜んでいます。こういった取り組みがもっと広がってほしい」と話していました。
「セカンドハーベスト名古屋」の松岡篤史 理事は「食べるものに困っている人たちに、せめて大みそかにおせちを食べてもらいたいという思いで続けています。食品の提供が減っているので、皆さんの自宅にあるものをぜひ提供いただきたいです」と話していました。