東京, 11月25日, /AJMEDIA/
ことし7月、福岡 博多の伝統の夏祭り「博多祇園山笠」に参加していた57歳の男性が転倒し、山笠の下敷きになって死亡した事故を受け、男性が所属していたグループが再発防止策をまとめました。何らかの危険が生じた際は山笠を速やかに止めることや、事故が起きやすい場所をリストアップし、参加者全員で情報共有を図るなどとしています。
ことし7月15日、福岡市博多区の路上で、伝統の夏祭り「博多祇園山笠」に参加していた57歳の男性が転倒し、山笠の下敷きになって死亡しました。
この事故を受けて、男性が所属していた、祭りを運営する組織の1つ「千代流」が再発防止策をまとめたことが関係者への取材で分かりました。
それによりますと、7月の事故について「事故が起きた際、各自がどのように対処すべきなのかを明確に理解していなかった」として、安全安心を一番の目標に掲げるとともに、何らかの危険が生じた際は山笠を速やかに止めるため、周りにいるメンバーが笛を鳴らすとしています。
そのうえで、事故が起きやすい場所をリストアップし、参加者全員で情報共有を図ることや、年間を通じて救護や救命の講習会を開くことなども掲げています。
「千代流」は所属する男性が亡くなったことは痛恨の極みだとしていて、再発防止策の周知徹底を行うことにしています。