東京, 11月03日, /AJMEDIA/
1日に愛媛県大洲市で発生した山火事は、徐々に火の勢いは弱まっていますが、依然、延焼が続いています。
3日も自衛隊や自治体のヘリコプターによる上空からの消火活動が行われることになっています。
1日午後3時ごろ、大洲市戒川で出火した山火事は、徐々に火の勢いは弱まっていますが、依然、延焼が続いています。
現場は山の頂付近で、地上からの消火活動は難航していて、3日も自衛隊のヘリコプターや防災ヘリが消火活動を行うことにしています。
愛媛県によりますと、これまでに山林およそ20ヘクタールが焼け、59歳の男性が顔に軽いやけどをしたということです。
これまでのところ住宅への被害は確認されていませんが、市は延焼のおそれがあるとして白滝地区加世に住む28世帯53人に避難指示を出したほか、白滝地区全域の266世帯513人に「高齢者等避難」の情報を出して、高齢者など避難に時間のかかる人に対して早めの避難を呼びかけています。
県によりますと、2日午後9時40分時点で、25世帯46人が近くの公民館や親族宅などに避難しているということです。
松山地方気象台によりますと、山火事の現場に近い大洲市長浜の観測地点では、10月1か月間の降水量が11ミリで、観測史上、最も少なかったということです。
気象台は「風が強まった場合、延焼がさらに拡大するおそれがある」として注意を呼びかけています。