アジアパラ大会 日本選手団の結団式 岩渕幸洋 主将が意気込み

東京, 10月19日, /AJMEDIA/

約260人が大会に参加
アジアパラ大会は、4年に1回開かれるパラスポーツの総合大会で、今大会は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で1年延期され、中国・杭州で今月22日に開幕します。

日本からは、男女合わせて259人の選手が20の競技に出場する予定で、車いすテニスと卓球は男女シングルスで優勝すれば、来年のパリパラリンピックの出場権を獲得できます。

18日は、千葉県成田市のホテルで日本選手団の結団式が行われ、旗手を務めるシッティングバレーの波田みか選手が井田朋宏団長から団旗を手渡されました。

このあと、卓球で2大会連続でパラリンピックに出場した主将の岩渕選手が「今できることに集中し、持っている自分自身の力を最大限発揮したい。この瞬間を楽しんで、精いっぱいパフォーマンスすることで、選手の胸の内に秘めてる思いを感じてもらえるように頑張っていきましょう」と呼びかけました。

日本選手団の一部は19日、日本を出発し、現地入りする予定す。

アジアパラ大会は、今月28日まで行われます。

岩渕幸洋 主将「来年のパリ大会につなげられるように」
岩渕幸洋選手は、日本選手団の主将に選ばれたことについて「驚いたが、光栄なことなので、身の引き締まる思いだ。選手ひとりひとりがベストパフォーマンスを発揮していくことでチームの団結につながると思うので、主将として自分のプレーをよりいいものにしたい」と話しました。

また、パリパラリンピックの出場権がかかった大会を前に「緊張感が高く、プレッシャーのある大会だ。ベストなパフォーマンスをするのが目標の1つなので、この大会で勝ちきるという経験を、来年のパリ大会につなげられるようにしたい。自分の強みを確認して、自分ができることを質高くやっていくよう集中して練習に取り組んできた」と意気込んでいました。

旗手 波田みか「感謝の気持ちを胸に 誇り高く国旗を掲げたい」
波田みか選手は、旗手に選ばれたことについて「まさか選ばれるとは思っていなかったので驚いた。感謝の気持ちを胸に、誇り高く国旗を掲げたい」と話していました。

また今大会について「今後につながる大事な大会なのでしっかり結果を残したい。チームを勝利に導くセッターとしてトスをしっかり上げられるように頑張りたい」と意気込んでいました。

井田朋宏 団長「前回に並ぶような成績を残してほしい」
日本は東京パラリンピックの前哨戦と位置づけた2018年の前回大会で、45個の金メダルを獲得したものの、アジア勢が急激に競技力を伸ばした影響で国・地域別の金メダルランキングで中国、韓国、イランに次いで4位でした。

今大会の日本選手団は10代や20代の選手がおよそ半分を占めていて、新型コロナウイルスの影響などで国際大会の経験が少ない選手もいて井田朋宏団長は、「大規模な国際大会を経験し、糧として来年のパリ大会につなげてほしい。アジアパラ大会は、来年のパリ大会に向け、ライバルとなる中国の動向を確認する場でもある。前回に並ぶような成績を残してほしい」と期待を寄せていました。

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