東京, 10月09日, /AJMEDIA/
パレスチナのガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスによるイスラエル側への攻撃をめぐり、国連の安全保障理事会で対応を協議する緊急の会合が行われました。非公開の会合を前にイスラエルとパレスチナ、双方の国連大使が記者会見し、互いを強く非難しました。
国連安保理の緊急会合は現地時間の8日午後、日本時間の9日午前4時すぎから非公開でおよそ2時間、行われました。
会合に先立ちイスラエルのエルダン国連大使は記者団に対し「戦争犯罪は明確に非難されなければならない。これはイスラエルにとっての911だ」とパレスチナ側を非難し、イスラエルの作戦はテロとの戦いだと正当化しました。
これに対し、パレスチナのマンスール国連大使は「イスラエルはパレスチナの人たちの生命と権利に対して力を使い続けている」と述べ、イスラエル側を非難しました。
外交筋によりますと会合では多くの国からハマスによる攻撃を非難する声や事態の沈静化を求める声があがったということです。
ただ、具体的な対応についてはまとまらず、今後も協議を続けるとしています。