東京 狛江の事件 特殊詐欺グループ4人再逮捕 強盗殺人容疑

東京, 9月12日, /AJMEDIA/

一連の広域強盗のうち、東京 狛江市の住宅で90歳の女性が暴行を受けて死亡した事件について、警視庁は特殊詐欺グループの幹部ら4人がフィリピンの入管施設から実行役に指示を出していたとして強盗殺人などの疑いで再逮捕しました。

再逮捕されたのは、特殊詐欺グループの幹部、今村磨人容疑者(39)と渡邉優樹容疑者(39)、藤田聖也容疑者(39)、それに小島智信容疑者(45)の4人です。

警視庁によりますと4人は実行役と共謀し、ことし1月、狛江市の住宅に侵入して、この家に住む大塩衣與さん(90)を結束バンドで縛り暴行を加えて殺害したうえ、高級腕時計などを奪ったとして強盗殺人などの疑いがもたれています。
一連の広域強盗をめぐっては、京都市の時計販売店と千葉県のリサイクルショップの事件で今村容疑者が、足立区の住宅に侵入した事件で今村容疑者と渡邉容疑者、藤田容疑者がそれぞれ「指示役」として逮捕されています。

狛江市の事件では、「キム」や「ミツハシ」を名乗り秘匿性の高い通信アプリ、「テレグラム」を使って実行役とやりとりしていたとみられ、通信履歴の解析や同じフィリピンの入管施設に収容されていた人物の証言などから、4人が関わった疑いがあることがわかったということです。

警視庁は、指示系統や役割分担について解明を進めることにしています。

地域住民は
指示役として4人が逮捕されたことについて、現場近くに住む70代の女性は「逮捕されたことを知って、やっといろんなことがわかったんだなと少しほっとしました。事件のあと、相手の顔が見えるインターフォンを購入して対策を取っています」と話していました。

また、20年近くこの地域に住んでいる40代の女性は「8か月たって、逮捕されたことに安心する一方で、この場所で二度とこのような物騒な事件が起きないように、地域の皆さんと声を掛け合いながら防犯意識を高めていきたい」と話していました。

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