モルディブ大統領選 決選投票へ インドと中国 どちらを重視か

東京, 9月11日, /AJMEDIA/

インド洋の島国モルディブの大統領選挙では、インドを重視する姿勢を示す現職大統領と、中国との関係強化を訴える野党の統一候補のいずれも、得票が当選に必要な過半数に届かず、2人による決選投票が行われることになりました。

モルディブの大統領選挙は、2期目を目指す現職のソリ大統領や、野党連合の統一候補で首都マレのムイズ市長など、合わせて8人が立候補し、9日に投票が行われました。

モルディブの選挙管理委員会によりますと
▽ソリ大統領が全体の39%
▽ムイズ市長が46%の票を得ましたが、
どの候補者も当選に必要な過半数に届かなかったため、2人による決選投票が行われることになりました。

モルディブはインド洋のシーレーン=海上交通路の真ん中に位置する戦略上重要な国で、隣国のインドと中国が経済や防衛などの分野で影響力を拡大させていて、どちらの国との関係を重視するかが争点となっています。

ソリ大統領は、インドを重視する姿勢を示している一方で、ムイズ市長はインドとの関係を見直し、中国との関係強化を訴えていて、決選投票は9月30日に行われる予定です。

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