東京, 7月27日, /AJMEDIA/
ジャニーズ事務所の創業者による性加害問題を受け、政府は26日、子どもや若者の性被害防止に向けた緊急対策をまとめた。男性・男児専用のホットラインや、文化・芸術分野の相談窓口を設置。雇用、師弟関係などを利用した性犯罪の取り締まりも強化する。
ジャニーズ性加害問題で聴取 国連専門家、当事者団体に
緊急対策は、被害防止と相談体制、被害者支援の強化が柱。特に、男性・男児の性被害は深刻さを認識しにくく、相談をためらいやすいと指摘し、「安心して相談できる窓口の整備に努める」と明記した。ホットラインは9月をめどに開設する。
保育や教育など子どもに接する仕事に就く際、性犯罪歴がないことを確認する「日本版DBS」の導入推進を提起。保育所などでの虐待の通報を義務付ける児童福祉法改正の検討も盛り込んだ。