祇園祭で山鉾巡行 4年ぶりの通常開催―京都

東京, 7月18日, /AJMEDIA/

日本三大祭りの一つとされる、祇園祭で最大の見せ場となる山鉾(やまほこ)巡行が17日、京都市中心部で行われた。新型コロナウイルス感染拡大による中止などを経て、今年は4年ぶりに例年通りの開催となった。疫病退散を願い、豪華な装飾品で飾られた23基の山鉾が都大路を荘厳に進んだ。
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 午前9時ごろ、長刀鉾(なぎなたほこ)を先頭に出発。神の使いとされる稚児が、通りに張られたしめ縄を切ると観客から歓声が上がった。山鉾が交差点で勢いよく向きを変える豪快な「辻回し」を披露するたびに、沿道を埋め尽くす観客は拍手を送った。
 以前、京都府内に住んでいたという静岡県の60代女性は「コロナ明けで久しぶりに見られてうれしい」と話した。
 祇園祭は同市東山区の八坂神社の例祭。平安時代に市中で流行した疫病を鎮めるために始まったとされる。2020、21年はコロナ禍で山鉾巡行を中止。昨年は3年ぶりに巡行を実施する一方、前夜祭の宵山期間中に見物客の山鉾への搭乗や保存会の会所への立ち入りを禁止するなどの行動制限を設けた。京都府警によると、午後0時半現在で昨年を約1万人上回る約15万人が訪れた。

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