「山北のお峰入り」 ユネスコ無形文化遺産登録記念し講演会

東京, 7月16日, /AJMEDIA/

各地で伝承されてきた民俗芸能「風流踊」の1つとして神奈川県山北町の「山北のお峰入り」がユネスコの無形文化遺産に登録されたことを記念して、その歴史や魅力などを紹介する講演会が開かれました。

「山北のお峰入り」は、町内の共和地区でおよそ700年にわたって伝承されてきたとされ、住民が山伏や「てんぐ」などにふんして笛や歌にあわせて踊る民俗芸能です。

去年「風流踊」の1つとしてユネスコの無形文化遺産に登録されたことを記念し、15日、講演会が開かれました。

講師を務めた東京文化財研究所の久保田裕道さんは、「山北のお峰入り」は地区内にある6つの地域で山伏や「てんぐ」などの役ごとに口伝えで歌や踊りを伝承してきた歴史があると紹介しました。

そのうえで「高齢化などを背景に伝承が難しくなる中、これからはどう守っていくのか考えていくことが大切になる」と話していました。

「山北のお峰入り」は、ことし10月8日に行われる予定で、保存会の杉本君雄会長は「ユネスコの無形文化遺産に登録され、演者は意気込んで練習に取り組んでいます。皆さんにお披露目するのを楽しみにしています」と話しています。

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