東京, 7月08日, /AJMEDIA/
政府は7日、岸田文雄首相の欧州歴訪の日程を発表した。11日に日本を出発し、12日にリトアニアで北大西洋条約機構(NATO)首脳会議、13日にベルギーで日EU(欧州連合)定期首脳協議にそれぞれ出席する。NATO首脳会議で首相は、ロシアによるウクライナ侵攻、中国の覇権主義的行動を念頭に、日本と欧州の安全保障面での連携強化について演説する見通しだ。
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NATO首脳会議に合わせ、同会議に参加する韓国の尹錫悦大統領との会談も調整。東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出について首相から直接説明する意向だ。
首相がNATO首脳会議に出席するのは昨年に続いて2度目。滞在中にはNATOのストルテンベルグ事務総長とも会談し、ロシア・中国を念頭に置いた「偽情報」対策や宇宙分野での協力強化を盛り込んだ日NATOの新文書策定を協議する。
その後、首相はベルギーに移動し、13日にEUのミシェル大統領、フォンデアライエン欧州委員長と定期首脳協議を行う。安保分野の取り組み強化や、福島第1原発事故後の日本産食品のEUの輸入規制撤廃を働き掛ける。
首相は14日に帰国する。