そごう・西武の労組がスト検討 売却計画巡り、雇用維持求め

東京, 7月03日, /AJMEDIA/

セブン&アイ・ホールディングス傘下の百貨店そごう・西武の売却計画を巡り、そごう・西武の労働組合がストライキを検討していることが2日、分かった。スト検討を通じ、会社側に雇用維持などを求める方針。労組は3日、スト権確立の是非を問う投票実施を組合員に告示する。
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 労組は6月23日に開いた臨時中央大会で、投票を実施する方針を全会一致で可決した。投票は今月9~22日に実施し、25日に結果が出る予定。過半数の賛成でスト権は確立し、交渉次第でストに踏み切る。近年、大手百貨店のストはほとんど例がなく、実施されれば異例の事態となる。売却計画に影響が出る可能性もある。
 寺岡泰博委員長は取材に対し、「決してストをしたいわけではない。ただ1年半にわたり、こちらに何の説明もないのは不誠実」と語った。スト権確立で、会社側に情報開示を迫る考えだ。

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