早紀江さん「早く会いたい」 横田めぐみさん拉致から44年

東京, 11月15日, /AJMEDIA/

13歳の中学生だった横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されてから、15日で44年。母早紀江さん(85)は同日までに報道各社の取材に応じ、「今度こそ今度こそと思ってやってきたが、うまくいかない。早くめぐみちゃんに会ってほっとしたい」と心境を語った。
 救出活動に全力を尽くしてきた父滋さんは昨年6月、まな娘と再会できないまま87歳で亡くなった。早紀江さんは毎朝、めぐみさんや滋さんの写真の前でお祈りをし、「必ず取り戻すからね」と語り掛けているという。滋さんの遺骨はめぐみさんが帰ってきた日のため、まだ納骨していない。
 早紀江さんは、めぐみさんの小学6年時の書き初めや、「なかなかしゃれているでしょう」と言ってプレゼントしてくれた手作りのペンダントを披露。「年末が近づくと、気に入った字が書けるまで何度も書き直していた姿を思い出す」と懐かしがった。
 「声がかすれたり、息切れがしたりするので、前のような講演はできなくなってきた」と早紀江さん。それでも、先月面会した岸田文雄首相には、日朝首脳会談を早期に実現させ、被害者全員を救出するよう真剣に訴えた。「人生が終わるまで、希望を持って一生懸命に生きていくつもり。お父さん(滋さん)のように、頑張ったなって自分で思えるような最期を迎えたい」と話し、進展を心待ちにしている。

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