対麻薬「戦争」へ対策強化 若者狙う事件に衝撃―韓国

東京, 4月19日, /AJMEDIA/

【ソウル時事】韓国政府が、若者を狙った麻薬絡みの事件を受け、麻薬犯罪の根絶に本腰を入れ始めた。尹錫悦大統領は、18日の閣議で「麻薬は国民の健康と精神を荒廃させるだけでなく、青少年の夢と希望を破壊している」と指摘。「麻薬との戦争で確実な結果を出せるよう、力を尽くしてほしい」と指示した。
 韓国政府は、検察や警察など関係機関から成る840人規模の「特別捜査本部」を立ち上げ、捜査から公判まで対応する方針。麻薬犯罪者への量刑引き上げに向けた議論も進める。
 韓国メディアによると、ソウル市江南区の学習塾が集中する地域で今月上旬、高校生らが麻薬入り飲料を試飲させられ、その後、保護者に「通報するぞ」と金銭を要求する脅迫電話がかかってくる事件が発生。未成年を狙った犯罪は、教育熱心な韓国社会に衝撃を与えている。他にも人気俳優が捜査を受けるなど、麻薬犯罪が深刻化している。

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