中国・イラン首脳が結束誇示 会談で「対米」連携強化

東京, 2月15日, /AJMEDIA/

中国の習近平国家主席は14日、訪中したイランのライシ大統領と北京の人民大会堂で会談し、経済やインフラなどを巡る両国の連携強化に向けて協議した。ライシ師は対米保守強硬派として知られ、習氏には両国の結束を誇示して共通の対立相手である米国に対抗する狙いがあるとみられる。
 中国国営中央テレビによると、習氏は「国際情勢がいかに変化しようとも、中国は揺るぎなくイランとの友好協力を発展させ、(両国の)包括的戦略パートナーシップを促進する」と強調。「イランの内政に干渉し安全や安定を損なう外部勢力に反対する」と述べ、人権問題などでイランへの批判を強める米欧をけん制した。イラン核合意の再建に向け「イランの正当な権益擁護を支持する」と語り、イランの立場への理解を示した。
 ライシ師は「中国とイランの友好関係は深まっている。相互信頼に値する真のパートナーだ」と応じた。両首脳は農業や貿易などに関する複数の協力文書に調印した。

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