東京, 12月31日, /AJMEDIA/
日銀が30日発表した2022年末の銀行券発行残高によると、市中に出回ったまま年を越すお札の残高は125兆683億円(21年末121兆9638億円)となり、13年連続で過去最高を更新した。すべて1万円札にして積み上げると高さは1250キロメートルとなり、富士山(3776メートル)の約331倍に相当する。
銀行券の発行残高は個人の財布や企業の金庫などにあるお札の総量。残高の増加は、日銀の大規模な金融緩和を受け、銀行預金の利回りが低い状態が長く続き、お金を手元に置いておく「たんす預金」が増えていることなどが背景にある。