北海道から中国地方で大雪 25日まで強い冬型、猛吹雪も警戒―交通に影響

東京, 12月24日, /AJMEDIA/

 日本列島は23日、北海道付近の低気圧の影響で沿岸部などで風が吹き荒れ、北海道や東北、北陸、中国地方で大雪となった。気象庁は「顕著な大雪に関する情報」を石川県に同日朝に発表したほか、山形県には夕方と夜の2回発表した。25日にかけて強い冬型の気圧配置が続き、上空に寒気が流入する見通しで、日本海側を中心に大雪や猛吹雪、高波に警戒するよう呼び掛けた。
 北海道遠軽町では24時間降雪量が23日午後6時までに90センチ、山形県小国町では午後9時までに74センチ、島根県奥出雲町では午後3時までに54センチに上った。金沢市では午前3時15分すぎに最大瞬間風速31.2メートルを観測し、午後9時の積雪が29センチとなった。太平洋側の高知市でも午前8時の積雪が14センチとなり、過去最多記録を更新した。
 高速道路は中国道や九州道などの一部区間が通行止めとなり、JRは東海道・山陽新幹線に遅れが生じた。航空便は日本海側の空港を中心に日本航空が130便、全日空が89便欠航し、それぞれ約6900人、約4400人が影響を受けた。国土交通省は不要不急の外出を控えるよう呼び掛けている。
 24日午後6時までの24時間予想降雪量は多い所で、北陸90センチ、北海道と東北、東海、中国70センチ、近畿60センチ、関東甲信50センチ、九州北部40センチ、四国30センチ、九州南部15センチ。
 その後、25日午後6時までの同降雪量は、東北と北陸、関東甲信40~60センチ、北海道と中国30~50センチ、東海と近畿20~40センチ、九州北部10~20センチ。
 北海道から九州にかけて24日に予想される最大瞬間風速は30~35メートル、波の高さは6~7メートル。

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