北朝鮮が弾道ミサイル2発 14日以来、日本海EEZ外に

東京, 10月29日, /AJMEDIA/

韓国軍によると、北朝鮮は28日午前11時59分ごろ(日本時間同)から午後0時18分ごろにかけ、東部の江原道通川付近から日本海に短距離弾道ミサイル2発を発射した。北朝鮮の弾道ミサイル発射は2週間前の14日以来。16~22日の友好国・中国の共産党大会が開かれている間は、行っていなかった。
 韓国軍は2発について、高度約24キロ、飛行距離約230キロで、速度はマッハ約5だったと分析している。低高度で、飛距離も短かったことになる。防衛省によれば、日本の排他的経済水域(EEZ)内への落下は確認されていない。
 韓国政府は国家安全保障会議(NSC)常任委員会を開催。北朝鮮の核・ミサイル開発を禁じた国連安全保障理事会の決議に違反していると批判し、『追加の挑発の可能性も鋭意注視する』と表明した。米インド太平洋軍も声明で、「違法な兵器開発計画だ」と非難した。日米韓は、来月8日の米中間選挙前に北朝鮮が7回目の核実験を強行する可能性もあるとみて、警戒を強めている。
 韓国軍は今月17~28日、定例の野外機動訓練「護国訓練」を実施している。訓練の一部には米軍も参加。北朝鮮はこれに反発した可能性がある。米韓空軍はさらに31日から、最新鋭ステルス戦闘機など240機超による大規模合同訓練を行う予定だ。
 北朝鮮のミサイル発射は、巡航ミサイルを含め今年28回目。北朝鮮は戦術核運用部隊の「訓練」と称し、9月25日~今月9日に弾道ミサイルを7回発射したほか、14日にも短距離弾1発を撃った。

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