東京, 10月26日, /AJMEDIA/
国連安全保障理事会は25日、非公開会合を行い、ウクライナが放射性物質をまき散らす「汚い爆弾」の使用を計画しているとするロシアの主張を巡り討議した。ロシアは持論を繰り返したが、複数の欧州外交筋によると、裏付けとなる証拠は示さなかった。
ロシアのポリャンスキー国連次席大使は会合後、「極めて重大な危険だ」と強調。その上で「ウクライナのゼレンスキー政権には十分な動機がある。まず第一に敗北を避けたいし、さらには北大西洋条約機構(NATO)をロシアとの直接対決に引き込みたいはずだ」と述べた。
これに対し、英国のカリウキ国連次席大使は「会合では新たな証拠を全く見聞きできなかった」と説明。ロシアの主張は「見え透いたうそだ」と非難した。